いつも応援ありがとうございます、花火マニア:安斎幸裕(hanavideo)です。花火に関するニュース・話題を、花火マニア・安斎幸裕が徹底解剖! 一般の方向けに、私の見解交えながら分かりやすーく紐といてお届けする【花火マニアの想】のコーナーです。
今回のニュースは、「もう花火なんていらない? 300機のドローンが夜空を彩る」をお届けします。
このタイトルをストレートに受け取ってしまえば、花火マニアとしては激おこぷんぷん丸ではありますが、冷静にニュースを読み解きたいと思います(笑)
スーパーボウル・ハーフタイムショーにて披露されたドローン花火
スーパーボウルとは、アメリカンフットボール最高峰の試合(NFLの2つのカンファレンスの各優勝チームで争われる)で、アメリカで最も人気のあるスポーツイベントです。
その試合の前半と後半の間・ハーフタイムに行われる「ハーフタイムショー」では、世界的に有名なアーティストがコンサートやパフォーマンスを披露することで有名で、今年・2017年はレディー・ガガが出演しました。そのレディー・ガガのライブに300機のドローンが出現し話題となりました(ドローン映像は録画)。
ニュースの概要
300機のドローンが星条旗を形づくり、夜空で歌に合わせて踊りました。これは米国で、スーパーボウル試合で行われた、レディ・ガガのハーフタイムショーでの演出です。
この演出には、インテルが2016年に発表したドローン「Shooting Star」が使われています。新設計の発泡スチロールにより、重さはわずか226gしかありません。それぞれに、赤・白・青を含む計40億色の組み合わせを生成できる、特別なLEDが装着されています。(引用元:Engadget 日本版)
動画を拝見しましたが、とても幻想的でしたね。さすがはアメリカ最大のスポーツイベント(のハーフタイム)。まさにビッグスケールです。
ドローンは花火の代わりになるのか!?ドローンがあれば花火はいらない!?
ちょっとニュースタイトルに違和感を感じたので突っ込んでみますね。まず「ドローンがあればもう花火なんていらない?」との見出しですが、ドローンと花火の競演ということであれば、ありだと思うし、当然東京オリンピックでも、ドローン×花火の演出は考えられると思います。花火で作ることのできない光の演出は、もしかするとドローンだったら可能だと思いますよね。
ただドローンは「光」しか演出できないのです。花火は「光」「音」そして「香り(火薬の匂い)」「衝撃の体感」がありますよね。花火=光と考えるのは軽率ですし、音・匂い・衝撃があっての花火です。
要するに「ドローンと花火の担う演出の領域は=ではない(別物)」ということです。
この記事の筆者を批判するつもりはありませんし、一般の方が花火=光と認識するのも当然のことです。花火で演出できないこともドローンだったら出来るかもしれないですしね(逆も然り)。
ただ「もう花火なんていらない?」にあまりにもショックを受けてしまったので記事にしてみました。例えば「ドローンの演出は花火を越えた!?」とか「花火を越えたイリュージョン」とかのタイトルのほうが良かったのかあと。。。
花火マニアの想 まとめ
今後ドローンを使った演出は増えていくと思いますし「花火との競演」が実現すれば大変面白いと思います。一応花火マニアとしてもう一度伝えておきますね、「ドローンと花火の担う演出の領域は=ではない」それぞれの良さがあり特長があり。比較すること自体意味のない事かもしれませんね…
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