宝塚花火大会2017は今年も中止となりました(花火マニアの想12)

ここだけの話

いつも応援ありがとうございます、花火マニア:安斎幸裕(hanavideo)です。花火に関するニュース・話題を、花火マニア・安斎幸裕が徹底解剖! 一般の方向けに、私の見解交えながら分かりやす~く紐といてお届けする【花火マニアの想】のコーナーです。

今回のニュースは、「宝塚花火大会 今年も中止」をお届けします。

運営費用・安全対策の問題から、誠に残念ではありますが今年も中止の発表がありました。規模の大小に関わらず、花火大会中止の一方が届くたびに胸が痛くなります…

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宝塚観光花火大会2017 中止のお知らせ

宝塚温泉街の集客策として大正時代から打ち上げが始まった「宝塚観光花火大会」。約100年間続く、歴史ある花火大会です。しかし2015年8月を最後に、運営費用・安全対策の問題から打ち上げが中止され、今年2017年も打上げは困難とのことから、中止の決定がなされました。

ニュースの概要

宝塚市の夏の風物詩として知られ、100余年の歴史がある「宝塚観光花火大会」が今年も開催されないことが決まった。最後に行われた2015年8月以降、市は安全上、打ち上げ場所の移転を計画し調査を進めてきたが、警備人員の増加や最寄りの橋上での対策が必須で、支出が従来の2・5倍に膨らむという。中川智子市長は「予想外に経費がかさみ、より慎重な判断が必要と考えた」と中止の理由を説明している。(引用元:YOMIURI ONLINE

先人たちが守り・受け継いできた歴史ある花火大会が、まさか現代になって中止になるとは、先人たちも微塵も思わなかったことでしょう。

でも皆さん、花火大会の運営ってものすごく大変なんですよ…それを少しでもご理解頂いて花火鑑賞されると、その感動も何倍にもなって帰ってきます。かいつまんでお話しますね。

 

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なぜ宝塚花火大会は中止になったのか?

私は宝塚花火大会を見に行ったことはありませんので、その内容についてはわかりかねますが、上述の通り歴史ある花火大会を中止にするということは苦渋の決断、「中止にせざるを得ない理由」があるということになります。

今回その内容が新聞(YOMIURI ONLINE)に記載されていましたので簡単にまとめてみますね。

宝塚花火大会が中止になった理由

  1. 費用(予算)の高騰
  2. 協賛金の減少
  3. 安全対策の問題(人・場所)

この3点が大きな問題としてのしかかったようです。やはり花火大会を運営する上では「予算・場所・安全確保」この3つが重要となってきます。まずこの3つが揃って初めて花火大会が開催できるのです(もちろん地域の理解協力があることが前提ですが…)。

 

花火大会を開催するにあたって必要なこととは?

上記の通り、花火大会を開催するにあたっては「予算・場所・安全確保」この3つが何よりも重要です。そしてこの3つが揃わなければ花火大会は開催来できません。

「打ち上げるお金」がなければ、花火自体調達できませんし、花火師さんに打ち上げを依頼できませんね。

「打ち上げる場所」がなければ、そもそも花火大会なんて開催できませんし、観る場所がなければ誰も来ません。その会場整備にだってお金がかかります。

「安全確保」ができなければ死人・けが人が出ますし、そこらじゅうで暴動が起こります。それらを未然に防ぐ意味で(皆さんの安全を確保するため)、大勢の警備員さんを配置します。これら警備員さんの人件費もかかります。

このように花火大会には常にお金がつきまといます。皆さん「わ~綺麗」と花火に感動する裏側には、莫大な費用と関係スタッフの並々ならぬ尽力が関わっているのです。

 

花火マニアの想 宝塚花火大会2017・中止 まとめ

費用・安全対策の問題から今年も中になってしまった宝塚花火大会。地元の方はさぞ落胆されたことでしょう。楽しみにされていた方も多かったのではないでしょうか。

「花火大会には莫大な費用がかかる(かかっている)」「関係スタッフの並々ならぬ尽力により運営されている」この2つを頭に片隅に置きつつ、花火観覧をしていただければ幸いです。

 

きっと、間違いなく、いままで以上に感動できるはずですから…

 

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