いつも応援ありがとうございます、花火マニア:安斎幸裕(hanavideo)です。花火に関するニュース・話題を、花火マニア・安斎幸裕が徹底解剖! 一般の方向けに、私の見解交えながら分かりやすーく紐といてお届けする【花火マニアの想】のコーナーです。
今回のニュースは、「三重)花火600発、5小学校統廃合による再出発照らす」をお届けします。
三重県いなべ市藤原町にて小学校5校の閉校式が行われ、閉校を惜しむべく600発の花火が打ち上げられました。
新・藤原小学校設立記念の花火600発打ち上げ
三重県いなべ市とは、三重県最北端に位置する人口約4.5万人の市です。そのいなべ市の中でも北側(岐阜県方面)に位置するのがこの自然豊かな藤原町。この藤原町内の小学校5校が閉校を迎えました。その閉校式の夜に卒業生が花火大会を開きました。
ニュースの概要
3月に統廃合されるいなべ市藤原町の小学校5校で25日、それぞれ閉校式があった。閉校を寂しがる子どもたちに楽しい思い出を作ってもらおうと、閉校式の夜に合わせて卒業生が花火大会を開いた。約600発が、子どもたちの再スタートを照らし出した。(引用元:朝日新聞デジタル)
閉校ということで、この藤原町も過疎化に悩まされ、やむなくこの日を迎えられたと思います。閉校寂しがる…という記載がありますが、私はむしろ「新・藤原小学校(統合後の小学校名)設立記念の花火」と思うことで前向きになれ、そこに新たな希望・未来が満ち溢れてくるんじゃないかと思います。閉校は寂しいですけどね…
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日本の小学校ってどのくらい廃校・閉校しているの??
文部科学省の統計によると、「平成23年度に474校が廃校、この20年間での廃校数は6,834校」にも上るそうです。少子高齢化の日本に於いては仕方のないことかもしれませんね…
そんな私も福島の片田舎●●町で育ちました(現在は二本松市)。「自然豊か」と言えば聞こえは良いですが、本当に何もない、農村地帯で青春時代を過ごしました(おそらくはこの三重県いなべ市藤原町と同じくらいの過疎地帯だと思います)。
私の学び舎である某小学校も10年以上前になりますかね、廃校となりました。当時町内に7つの小学校があり、それらが統合され今は町内に1つの小学校となっています。
目を閉じれば、今でも小学生の時の思い出が断片的に蘇ってきます。それは辛い寂しい思いでではなく、楽しかった少年時代の思い出ですね。高く澄み切った青空・川のせせらぎ・香り豊かな杉林・夕日とひぐらしの鳴き声…
どれも良き思い出「あの場所に生まれ・育ち良かった」と、そう思えることばかりです。この歳になって改めて故郷の素晴らしさ、そこに暮らす両親・友人・恩師全てに感謝しながら今を生きています。
本当に閉校は寂しいことではありますが、この閉校する学び舎で育った子どもたちが、将来「藤原町に生まれてよかった」と思えるような、そんな未来が待っていることを心から願っております。
藤原町の子どもたちに幸あれ!
花火マニアより