いつも応援ありがとうございます、花火マニア:安斎幸裕(hanavideo)です。花火に関するニュース・話題を、花火マニア・安斎幸裕が徹底解剖! 一般の方向けに、私の見解交えながら分かりやす~く紐といてお届けする【花火マニアの想】のコーナーです。
今回のニュースは、「福知山花火事故 被害者家族会が河川敷の厳格化を申し入れ」をお届けします。
2013年に露店爆発事故で多数の死傷者が出た福知山花火大会。今後の運営にも影響が及ぶかもしれません。
福知山花火事故・被害者家族会が花火大会再開に難色
2013年8月、京都府福知山市で開催されました「福知山花火大会」。こちらの花火会場にて露店の爆発が発生、多くの死傷者が出るという大事故が起こりました。2016年一旦は復活したものの、被害者家族会が「復活は時期尚早」と市に申し入れました。
ニュースの概要
2013年に京都府福知山市で起きた花火大会の爆発事故を巡り、被害者の家族会が会場の河川敷で2016年、花火大会が復活したのは時期尚早だとして国に河川敷の使用許可を厳格化するよう申し入れました。(引用元:MBS)
ファンとしては花火が減るのは寂しい気持ちもありますが、この事故で死傷した被害者(または家族)の気持ちを思うと何とも言えない重苦しい気持ちになります。
福知山花火大会を楽しみにしている方々からすれば、何でもかんでも中止すれば良いということでもないですし、被害者(または家族)からすれば「あの時花火大会に行かなければ…」「露天商がしっかりと安全対策を講じていれば…」色々な思いがこみ上げてきますね。
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花火は美しいけど危険?
花火会場には多くの観覧者が来場します。家族連れ・カップル・老若男女…それはもう「美し花火をひと目見たい」との思いで、沢山の方が集まります。
花火は「火」を使います。人と火薬を使用するので言い換えれば「爆弾」ですから、それはもう危険と隣り合わせです。当然打ち上げ業者・実行委員会も万全の体制で事故防止に努めますが、100%防げるわけではありません。
この福知山花火大会のように打ち上げ業者・実行委員会の知らぬところで、露天商が事故を起こす、または観覧者の過失によりそれが事故に発展するケースも「無きにしも非ず」です。
まあ、大抵の場合は無事故にて無事に終了するのですが、それを「当たり前」と思ってはいけません。
家族が花火事故に遭ったらどうしますか??
花火大会に1人で行く方は少ないはず、大抵は誰かと一緒に行きますよね?私も1人で行くことは稀で、ほとんど家族と一緒に足を運びます。
各々が最善の注意を払うことはもちろん大切なのですが、さてその時「アナタの家族が事故に遭遇し、ケガをした・亡くなったら」アナタならどうしますか?
私は一応花火マニアですし、花火を愛してやまない訳ですが、この答えは咄嗟には思い浮かびません。
事故を起こした相手(加害者)を恨みニ度と花火大会行かないか。復帰は大反対と猛抗議するか。それとも悲しさ・辛さを噛み締めながらもう一度花火を見に行くか。
答えが出ない以上、この福知山花火大会復活に申し入れしている家族の気持ちも痛いほどわかります。本当に辛い事ですね。
花火マニアの想 福知山花火事故 まとめ
花火事故を起こさない・起こさせない。
打ち上げ業者・実行委員会はじめ、一人ひとりがとにかく最善の注意を払い、無事故の花火大会が各地で開催されることを願っています。
追伸、福知山花火大会での事故被害者の方に、心よりお見舞い申し上げます。